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Androidアプリ入門 No.54 標準アクション ACTION_MAIN

標準アクション

ここでは、簡単に確認できる標準のActivityアクションのサンプルを紹介する。

ACTION_MAIN

ACTION_MAINは、アプリケーションの起動のエントリーポイントとなる。そのためデータを受け取ることはしない。今までそのつもりもなく利用してきたが、このACTION_MAINがないとアプリケーションは起動しない。先程までの例のIntentTest.Manifestファイルを見ると以下のようになっている。

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<manifest xmlns:android="http://schemas.android.com/apk/res/android"
      package="sample.it"
      android:versionCode="1"
      android:versionName="1.0">
    <application android:icon="@drawable/icon" android:label="@string/app_name">
        <activity android:name=".MainActivity"
                  android:label="@string/app_name">
            <intent-filter>
                <action android:name="android.intent.action.MAIN" />
                <category android:name="android.intent.category.LAUNCHER" />
            </intent-filter>
        </activity>

    </application>
    <uses-sdk android:minSdkVersion="4" />
</manifest>

Intent#ACTION_MAINの定数の値は、ドキュメントを確認するとandroid.intent.action.MAINとなっている。つまり、上記のManifestファイルでは、intent-filterの要素としてaction要素があり、そのnameはACTION_MAINということになる。また、そのカテゴリとしてandroid.intent.category.LAUNCHERが指定されている。これは、同じくIntent#CATEGORY_LAUNCHER定数の値である。
つまり、MainActivityに対して、intent-filterというものを通じてACTION_MAIN、CATEGORY_LAUNCHERを指定している。ここで、intent-filterとは何かを見る。
intent-filterは、Androidコンポーネントがどのインテントをどのコンポーネントに送るのかを文字通りfilterする。MainActivityは、エントリーポイントであるためこのコンポーネントが起動される際に実行される。また、CATEGORY_LAUNCHERは、「トップレベルのランチャーに表示されるべき」とドキュメントに記載されている。つまりは、アプリケーションの一覧に表示されるべきということを示している。